全盲さいちちゃんの見える★霊感日記 第1回『魔女には魔女の道がある』
皆様こんにちは!
アルルネ鍼灸治療サロンでございます。
全盲さいちちゃんの見える★霊感日記 第1回
『魔女には魔女の道がある』
の巻
1度どこかのタイミングでお話しなければと思っていたのですが、ようやく重い腰を上げて、
本日は「未来透視鑑定」について、長く書かせて頂こうと思います。
当サロンがオープンして3年目となりますが、オープンしてから昨年秋頃まで、オプションメニューとして、「未来透視鑑定」というサービスをご提供して参りました。
これは、ご来院されたお客様の施術中に、お客様からご相談を受けて、私が持っている霊感を使って見えた事をお伝えするというものです。
現在は、施術中の未来透視鑑定のサービスは、一旦停止させて頂いております。
たくさんのお客様から未来透視鑑定のご依頼を頂き、なるべく皆様のご希望に沿えるように勤めたいと思う一方で、昨年の秋頃より、皆様のご希望に沿いながらスムーズに鑑定を行うには、施術と鑑定を同時に進めるスタイルをこのまま続けていくと、私自身の心身に無理が出てくるのではないかと考えるようになり、治療院内での未来透視鑑定を休止させて頂く事を決断しました。
私はそもそも自ら「未来透視鑑定」というサービスを展開しておきながら、いつの頃からか、
「自分は治療家であり、もともとヒーラーではないので、未来透視鑑定をメインにご来院されると困る。
未来透視鑑定はあくまでオプションであって、ちゃんと私の治療を受けてほしい。
未来透視鑑定をメインにご来院される人たちは、私の治療家の価値なんて全く感じていない、私の鑑定さえ受けられたらそれでいいんだ、そんな人たちの鑑定ならしたくない。
ここは占い館じゃない、治療院なのに。」
と、思うようになってしまっていたのですが、そう思えば思うほど、
「こんな能力いらない、こんな能力なければよかったのに。」
とも思ってしまいそうになり、だけどそんな事を思ってしまうのは、自分自身を否定する事になり、さらには、この能力は今から7年前に脳死ドナー様から臓器を頂き、臓器移植手術を受けた後に備わったものだから、
私が「こんな能力いらないのに。」と思ってしまう事は、同時に、私に臓器を譲ってくれた脳死ドナー様をも否定する事になる、それだけは絶対にしてはならない、
だとすれば、せっかく与えられた能力をどのように使えば自分もまわりの人もハッピーになるのか、使い方についてもう1度見直そうと思ったのが、7月26日の事で、
それで、翌日の7月27日に、では私の治療ではなく、私の鑑定能力のみを必要とされるお客様はこの世にどのくらいいるんだろうか、とリサーチしてみる事に決めました。
この日の夜に、当サロンの公式LINEにて、お電話での未来透視鑑定サービスを受けてみたい方を募集したところ、
募集開始から約30分で、数十件ご応募があり、
「そうか、こんなにいるんだ!」
とビックリして、
私はやっと気づいたというか、踏ん切りがついたというか、吹っ切れました。
今までに何名かのお客様から、治療中や治療後のお帰りの際に、
「さいちさんの治療はいらないから、鑑定だけしてくれればよいのに。」
と言われる事がありました。
私はあくまで治療家であって、霊感はたまたま手にしてしまったものだから、意図して手に入れたものではないから、それを商売に使うのはどうなんだろうと思いつつ、でも私の霊感により救われたと仰るお客様が今までにたくさんいて、自分に備わった力をありがたく思ってくれる人々がいるなら使ってみたいと思う一方、私は治療家なのに治療家としての力はいらないと言われると、私が意図して欲しくて自ら手に入れた技術は「いらない」となると、今までの私の努力は何だったんだろうと虚しくなってしまい、
だけど、実際には私の霊感を知らずに私の鍼灸治療を純粋に求めて定期的にご来院下さるお客様もたくさんいるわけで、治療家としての私の技術を信頼して下さる人々と、私の鑑定能力を信頼して下さる方々がいる、この両方からのニーズを同時に同じ場所で叶えようとしたから、私の心身に無理が出たのではないかと、なんとなく分析する事ができました。
だったら、未来透視鑑定を必要とされるお客様に対してはいっその事、未来透視鑑定だけを存分にご提供する形で展開した方が、私も清々しく能力を発揮できるかもしれない、そして治療院では思いっきり鍼灸治療だけに没頭できるようになり、今まで以上に治療スキルを発揮できるかもしれない、これは治療は治療、鑑定は鑑定とパッキリ分けてしまった方が、利便性が良い!
という考えに至りました。
ジブリ映画「魔女の宅急便」で、主人公キキが魔力を失って、空を飛べなくなりスランプに陥る中、ひょんなキッカケで友人となった年上の絵描きの女性の家にお泊りに行きます。
夜、絵描きの女性の家で枕を並べて2人は色々と話をするのですが、スランプに陥っているキキに、絵描きの女性は言います。
「絵描きには絵描きの道がある。
魔女には魔女の道がある。」
私は、「魔女の宅急便」の中でこの絵描きの女性のセリフが最も好きなんですね。
キキは魔女の血を引く家系に育ち、思春期になると修業に出るという魔女の習わしに従って、実家を離れて猫のジジと港町で修行生活を始めるわけですが、
新しい生活をする事となった土地で出会ったキキと同じ年代のトンボやその仲間たちは、自分にないキキの魔法の力をうらやましく思っていて、キキはホウキで難なく空を飛べる一方、トンボたちは飛ぶ事に憧れて自転車を改造して自家飛行機を作ってみたり、飛行船に乗ろうとするわけですね。
だけどキキは、魔女の家系に生まれて魔法の力を駆使する事よりも、特にそのような力のない普通の人間のトンボたちが普通の人間の生活の中でたくさんの仲間と楽しんでいる事をとてもうらやましく思い、「自分と他の人たちは、何もかも違う」という事に気付くのです。
私は「魔女の宅急便」が大好きなあまりに、魔女に関する書籍で調べた事があるのですが、魔女に関する書籍によれば、魔女は初潮を迎えると1度魔力が落ちて、しばらく経つと魔力が回復し、その後の魔力がすさまじく上がるんだそうです。
物語では、キキが高熱を出して体調を崩し、下宿先のオソノさんにミルク粥を作ってもらうシーンと、キキがホウキで空を飛べなくなり、今まで会話ができていた猫のジジとも全く会話ができなくなるシーンが同時に展開されます。
つまりここで、思春期で初潮を迎え、キキの魔力が1度失われた事が表現されているのですが、さらに物語全体を通してキキは、空を飛ぶ事に憧れているトンボに初恋をする模様も描かれていて、
つまりつまり、
「魔女の宅急便」は魔女のキキをモデルとして、13~14才頃の思春期を迎える少女の、体と心の両方の変化を絡ませた成長の足跡を描いた話なわけですが、
他の人間とは育った環境や持っているものが違うキキにとっては、魔法を使う事はアイデンティティとプライドでありつつも、「他の人たちとはちょっと違う」と、ふとした場面で思い知らされて色々と考えさせられてしまう素因となっていて、だけど自分の能力が人の役に立っていると自分で認識できた時は自分の能力に誇りを持ち、自分自身を前向きに捉える事ができる絶対的なものでもあり、
なのに、その魔力が失われると、「私って一体何?私には何も残っていない。」と、自分にはもう取り得が何もないような気がして、「魔女って何だよ。」とスランプに陥ったわけですね。
ここで絵描きの女性が、
「絵描きには絵描きの道がある。
魔女には魔女の道がある。」
と、キキに言うのです。
人にはそれぞれ与えられた道があり、それを受け入れて全うするだけだと私は解釈しているのですが、この絵描きの女性のセリフを受けて、いつも私は、
全盲には全盲の道がある
鍼灸師には鍼灸師の道がある
という覚悟の確認をしています。
そして先日、さらに1つ追加して、
ヒーラーにはヒーラーの道がある
と、覚悟を決めました。
「霊感」と言うと、ちょっと胡散臭いイメージもあり、私自身「霊感」という言葉をあまり使いたくなくて、「霊感」=「直感が冴え過ぎている事」を表すので、私は自分の力を「ド直感」と呼ぶ事もあります。
とは言っても、私は今年40才となりましたが、生まれつき直感に冴えていて40年もの間力を持ってきたわけではなく、
9才(小学3年生)の時に、1型糖尿病という病気を患い、診断された日から1日4回の自己インスリン注射と血糖値測定を義務づけられ生活を送ってきたところ、
22才(大学4年生)の時に、1型糖尿病の合併症で両目を失明し、子供の頃からの夢だったファッションデザイナーの道を断たれ、ショックで約2年ほど実家で引きこもり生活を送り、
26才になる年に、一念発起して実家の和歌山県から単身で埼玉県に移住し、埼玉県川越市の県立盲学校にて3年間、鍼とお灸とマッサージを学び、
30才になる年に晴れて、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師の国家免許を取得したはよいのですが、1型糖尿病のさらなる合併症で次は慢性腎不全となり、週に3回透析クリニックで人工透析治療を受けながら仕事をするという生活が始まり、
しかし33才になる年、今から7年前の2014年2月の話ですが、
人工透析治療を始めてまる3年で、脳死ドナー様の順番がめぐってきて、腎臓と膵臓を頂き、臓器移植手術を受けて、毎日のインスリン注射・血糖値測定からも、週3回の人工透析治療からも離脱できるようになり、
からの今現在は、たぶんそんじゃそこらの同じ40才女たちに比べて、随分元気なわけですが、
2014年2月に膵腎同時移植手術を受けたその約半年後の、忘れもしない8月14日の明け方の事です。
ふと目が覚めて、寝室のベッドから降りた私は、トイレに向かったのですが、トイレのドアを開けるつもりなのに、寝ぼけていたのかなぜか、台所の冷蔵庫のドアを開けました。
すると、私の体も意識も確かに冷蔵庫のドアの前に存在しているのですが、なぜか寝室の方から、
「トイレはそこじゃないよ。」
と、私に向かって注意をしてくる、もう1人の私の声が聞こえてきたのです。
その瞬間、自分の体は地面にしっかり足をつけているのに、自分のもう1つの体のようなものが、自分の体から抜けて、ふわっと天井の方に向かって浮いていくのを感じたのです。
それは10秒もしないくらいの事で、浮いていた体のようなものはすぐに、地面に足をしっかりつけている私の体に、ピタッと戻りました。
そして、1度寝室のベッドに戻り、「そうだ、トイレに行くのを忘れた。」と思い出し、トイレに行って、再び、ベッドに戻り、
枕に頭をつけた瞬間、この数分間で何か奇妙な事が起きている事に気付き、私は1度閉じかけたまぶたをパッと開き、時計を確認しました。
時刻は、、午前4時44分でした。
私は、幽体離脱をしたんだと分かりました。
だけど、突然こんな体験をしたら普通は「怖い」と思うだろうし、私はもともと怪奇現象とか心霊スポットとか稲川淳二の怪談とか世にも奇妙な物語とかがあまり好きではないので、今までの私ならあまりにも信じがたい体験のはずなのですが、
私はその時、何の違和感もなく、自分が幽体離脱した事にとても納得していて、私の脳死ドナー様は北海道在住の当時20代の男性だと病院で聞いていたのですが、
「そっか、今お盆だから北海道に里帰りしたんだね。」
と、独り言を言いました。
さらに、
「そっか、肉体がなくて魂だけだと、埼玉から北海道まで10秒足らずで、行って戻ってくるんだ、なるほど。」
と、思いました。
それ以降、ほぼ毎年8月のお盆シーズンの明け方になると、幽体離脱するようになりました。
まさに今月は、私が幽体離脱する時期です。
そして、私の直感が突然冴え始めたのは、この初めての幽体離脱体験の後でした。
幽体離脱後から、不思議な事が次々と起こるようになったのです。
ある日、都内で友人と2人でランチをしていると、友人がこんな話をしてきました。
友人「こないだ、妹とケンカしたんだけど、まだ仲直りできていなくてさ。
家に妹と2人でいると、もう雰囲気が悪くて家にいる事自体苦痛だよ。」
すると、私にはこの友人の心の中というものはサッパリ分からないのですが、ケンカした当時の妹の感情が私の体の中に入ってきて、私があたかもその妹になったような感覚を得て、友人とケンカをしている最中の妹が、「いつも都合のいい時だけ姉面して、悪い事があったら全部私のせいじゃん。」と心の中で憤慨していたと分かったのです。
私は初めての体験にビックリしつつも、あまりに信じがたい初めての感覚に「これって、私の創造?妄想?」と思って、今自分の体の中に突然起きた感覚を友人には打ち明けられず、とりあえずその場は友人の話をうんうんと聞いているしかありませんでした。
私と直接対話をしている相手の感情というものは分かりませんが、相手の後ろ側にいる人の感情が私の体の中にどんどん入ってくるようになったのです。
誰かと話をする度、話の中に登場する人たちの感情が次々と私の体の中に入ってきて、だけど今までこんな経験はもちろん皆無だし、まわりの人たちに相談したところで信じてもらえない可能性の方が圧倒的に高いだろうし、初めての幽体離脱体験の後に突然起こり始めた自分の変化をどのようにとらえるべきか、数ヶ月の間悩み、自分自身の感情と次から次へと外から入ってくる他人の感情で頭が混乱し、そのうち自分の感情がどれなのかが分からなくなってしまいました。
自分に何が起こっているのか少しでもヒントが欲しくて、私はある女性ヒーラーさんを訪ねました。
すると、その女性ヒーラーさんは私の変化について、ものすごく分かりやすく化学的に説明をしてくれたのです。
「さいちさんは子供の頃、1型糖尿病を患って、それからずっとインスリン注射や血糖値測定を続けてきました。
糖尿病とは、血液の中に糖分が正常範囲よりもかなり多くなってしまう病気です。
つまり、血液が正常ではない状態で、血液の異常と捉える事ができます。
血液は、脳に酸素を送る役目があり、脳が働くには酸素が必要です。
だけど、さいちさんのように血液が異常状態にあると、脳に正常な血液が届くわけではないので、十分な酸素を供給できず、脳は低酸素状態のような環境になります。
さいちさんは脳が低酸素状態のまま、他の健康な子供たちと一緒に勉強やスポーツをしてきて、臓器移植手術を受けるまでの20年以上もの間、脳が低酸素状態のまま生活を送ってきました。
これは言わば、日本のサッカー選手たちがペルーなどの低酸素状態の高山地帯でサッカーのトレーニングを続けて、日本の陸地に帰ってきた後、身体能力が上がるというのと同じ事なんです。
長い間さいちさんは、脳が低酸素の状態で普通の人間と同じ生活を送ってきたけれど、臓器移植手術を経て突然病気が治った事により、今までと違って正常な血液が脳に行き渡るようになって、脳に十分に酸素が供給された状態でこれまでと同じ生活をしてみると、高山地帯から陸地に帰ってきたサッカー選手と同じように感覚が冴え過ぎるようになった、という事なんです。
さいちさんは子供の頃からずっと、高山地帯のような低酸素の中で他の人たちと同じように生活を続けてきて、今陸地にやっと戻って来る事ができて、20年以上もの間トレーニングを続けてきたわけだから、陸地に戻ってからの能力はものすごいはずです。
霊感とは、直感が冴え過ぎた状態の事です。
直感能力は、普通の人間にも誰にでもあるものです。
誰にでもあるけれど、みんなそれをうまく使えないので、うまく使えない人たちが、直感能力をうまく使える人たちの力の事を、『霊力、霊感』と呼んだりするのです。
不思議なものではなくて、科学的に証明できるものなんです。
さいちさんは初めての現象だから今の自分の能力をまだコントロールできていないけれど、このように科学的なシステムが理解できれば、自分の心身の変化について客観的に捉える事ができるようになるので、もう大丈夫。
自分の事を客観的に理解できるようになれば、これからは自分の力を、コントロールできるようになります。」
ヒーラーさんのおかげで自分の体の中で起こっている現象が解明されてから、確かに自分を自分でコントロールできるようになり、初めて幽体離脱を体験してから半年後くらいには、自分には必要のないまわりの人々の感情が自分の体の中に絶えず入ってくるような事はなくなりました。
しかし、自分の体の中で起きるようになったこの現象については、友達にも知人にもなかなか話せずにいました。
次回、
全盲さいちちゃんの見える★霊感日記 第2回
『初対面の30才男性にジャスト1ヶ月で初彼女を作らせて結婚まで持って行った話』
の巻。
お楽しみに~(^^♪
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