全盲さいちの見える★霊感日記 第8回【心身一如~鍼灸師さいち vs 霊感さいち】の巻
こんにちは!
アルルネ鍼灸治療サロンでございます。
久し振りのブログです。
全盲さいちの見える★霊感日記
第8回
【心身一如~鍼灸師さいち vs 霊感さいち】
の巻
先日、治療家として驚きの体験をしました。
初来院された40代後半の男性のお客様の治療(60分)での出来事です。
こちらのお客様とは以前2度ほど、お電話での未来透視鑑定でお話をさせていただいた事があり面識はありましたが、実際にお目にかかるのは初めてでした。
彼はマッサージや鍼治療を受けた事がほとんどないとの事でした。
うつ伏せになったお体を触ると、頭のてっぺんから足の爪先まで全身を通して、すべての筋肉が漏れなく過緊張状態となっていました。
お客様「なかなか緊張が抜けなくて…。他の接骨院では施術者から、『あなたは緊張が抜けない体ですね。』と言われました。」
もともとはマッサージ60分コースのご予約でしたが、施術開始から15分経ったところで、
さ「うーん、これは60分間マッサージを続けていても、あまり生産性がないと思います。
鍼を入れたいなぁ。」
お客様「鍼は苦手ではないです、以前受けた事がありますが、むしろ好きな方です。」
さ「あら、では鍼を入れましょう。」
というわけで、鍼を追加する事に。
鍼を追加してみると、粗方の筋肉はほぐれていくものの、慢性的に作り上げられてしまった凝りの根源は簡単に緩むわけがなく、全身のあちこちに「しつこい凝り」が残りました。
彼は年末に転職したばかりでした。
さ「転職先のお仕事はどうですか?慣れました?」
お客様「覚える事がいっぱいで、大変です。残業を続けていたら、上司に注意されてしまって、残業もできなくなったし。」
お客様は長時間のパソコンワークをされているので、座り作業の姿勢から全身の過緊張が起っているのかと思いきや、どうも要因はそれだけではなさそうな気がして、
さ「やっぱりこの凝り、精神的ストレスが大きいんですかね。」
お客様「仕事での精神的ストレスはあります。」
まぁノーストレスで仕事をしている人などいるわけがないので、私も当たり障りのない言葉を投げかけてしまったな、と思いつつ…
さ「他の社員さんたちとは、仲良くできていますか?」
お客様「女性社員の方々は優しく色々教えてくれるのですが、男性社員は冷たいですね。当たりが冷たくて…。」
さ「お昼休みはどうされているのですか?」
お客様「休み時間もデスクにいます。」
残業もさせてもらえず就業時間内ですべての業務をこなすのが手いっぱいのお客様は、お昼休み返上でパソコンに向かっていらっしゃるわけですが、彼からの返答を聞いた瞬間、うっかり私の霊感が働いてしまいました。
普段は私の方から霊感を開く事は皆無なのですが、このお客様をどうにか良い方向に持っていけないものだろうかという私の気持ちが、勝手に私の霊感を開いてしまったのです。
さ「あのー…
今、勝手に霊感開いちゃいまして、あなた(お客様)の職場の方々のあなたに対する評価を聞いたのですが。」
お客様「え!聞くの怖い!」
さ「職場の方々はあなたの事を、仕事に対して真面目で真摯に向き合っている人、仕事に熱心な人だと評価しています。」
お客様「へっ…」
さ「残業を続けた事に対して、あなたの上司は確かにあなたを注意したけれど、それはあくまで会社の規則だから、また同じ事を繰り返されてはいけないので手厳しい雰囲気で注意したまでで、実は、残業してまでも仕事をなんとか覚えようとしていたあなたの姿勢自体は、現在の職場の方々の高い評価につながっています。」
お客様「本当ですか?」
さ「あなたを『不出来な人間』だとは評価していなくて、むしろ、『真面目に働こうとする良い人だなぁ。』という感想です。」
お客様「…もう泣きそうです。」
お客様が「泣きそう」と仰った瞬間、全身の緊張が、秒で緩和したのです。
さ「ねぇねぇ!!今、ほらほら!!
体がめちゃめちゃ柔らかくなってる!」
お客様「本当だ!すごく呼吸がしやすくなりました!」
膨張していた筋肉が一瞬にして緩み、肺周囲の筋肉はベッド面に柔らかく沈んでいきました。
しつこい凝りも柔らかくなり、さっきまで鍼がなかなか入らなかった硬質な部位にも、サクサク鍼が入るようになりました。
お客様「今夜はぐっすり眠れそうです。」
今回は、私の鍼治療よりも私の霊感でお客様のお体を救ってあげられた気がします。
言葉で筋肉をほぐす事ができる事を体感した瞬間でした。
これが叶うなら、逆に相手を否定するような言葉を投げかける事は、相手の精神面のみならず、物質身体的に相手に病魔を与える事にもなると思い知らされました。
東洋医学では、「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。
簡単に言えば、心と体は表裏一体という意味です。
心が病めば体も病む、逆に体が健康なら心も健全になっていく、という事です。
さ「強いてネガティブポイントを挙げるとすれば、あなたの職場の周囲の方々は、『なんでこの人、こんなにビビッて怯えているんだろう。』とは思っているようです。」
お客様「それ、実際に言われました(苦笑)」
さ「そんなにビビらなくて大丈夫ですよ、みなさん、あなたに好意的ですよ。」
熱心に仕事と向かい合っている姿は、本人がわざわざ口にしなくても、ちゃんと周囲の人たちは理解しているものですね。
彼にとっても良い職場だし、職場の人たちにとっても彼は良い人材だと分かり、私自身ほっとしました。
これからは安心してお仕事ができるとよいなぁ。
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さいち