店主さいちちゃん vs すてきなお客様たち
皆様こんにちは!
アルルネ鍼灸治療サロンでございます。
先週、ご新規で40代の男性のお客様(Kさん)が鍼治療にお越しになりました。
以前から定期的にお越し下さっている女性のお客様(Sさん)からのご紹介で、ご来院されました。
Kさんは、Sさんが足しげく通っているふじみ野駅前の居酒屋の店長さんで、Sさんがその居酒屋に行った時、店主のKさんが「鍼治療院を探している」と仰って、そこでSさんは店主Kさんに当サロンをご紹介して下さった、という経緯です。
Kさんは、自分のお店をふじみ野駅前に構えるようになり、昨年でちょうど10周年を迎えたそうです。
K「開店してちょうど10年を迎えたと思ったら、このコロナの事態でね。」
さ「飲食業、今大変ですよね。」
すると、Kさんは言いました。
K「道に100万円でも200万円でも落ちているなら、いくらだって下を向いて歩くよ。
でも落ちているわけもないし、下を向いても仕方ないでしょ、前を向くしかないよ。」
Kさんは続けて言いました。
K「以前、池袋にある鍼治療院に通っていたんだけど、院長先生は実家の九州に帰ったみたいで、それで鍼治療院を探していたんだ。
その治療院の院長先生はさいちさんと同じ全盲の男性で、若い頃から目が見えないそうでね、
ある日、院長先生は僕に突然こんな事を言ったんだよ。
『Kさんは、目が見えるから、いいよね。
何でも見える。
でもKさんは、目に見えるものだけ見ているでしょ。
俺は、みんなの目で見えるものが見えないから、目の前にあるものを想像して見ているんだよ。
想像だから、いいものしか見えないんだよ。』
院長先生からこれを聞いて、なんだか衝撃を受けて、それから僕も、目を閉じて良い事をイメージするようになったんだよ。
そしたら、現実に本当に色々と良い事が起こるようになったんだよ。
だから今は毎日、コロナウイルスが落ち着いたら自分のお店にたくさんお客さんが入っているって想像をしているんだよ。」
治療の終盤でKさんからこれを聞いて、なんだかとってもとっても、じーんとじーんときちゃいました…。
人それぞれに唯一無二の人生があって他の誰もその人生を代わって務める事などできないんだなとか、コロナウイルスで大変な世の中になってその渦中で苦しい状況と戦っていても信念がある人は強いし希望の光があるんだなとか、人と関わりを持ち続ける事をやめなければ良いタイミングで誰かが素敵な言葉を投げかけてくれるものなんだなとか、そんな思いが数秒でわーーーーーーーーーーっっっと心の底から溢れてきて、
お客様の治療中に、たまにこういう「じーんときちゃう」瞬間に遭遇する事があって、開業してよかったなぁとつくづく思うわけですね。
今月の話ですが、ある女性のお客様(Fさん)の治療中、
F「今日、小学生の息子が空手の試験で、試験に合格したらついに黒帯をもらえるのですが、合格するか心配で心配で。」
さ「大丈夫だよ、絶対に合格していますよ。」
その日の夜、FさんからLINEが届きました。
F「黒帯もらえましたー!」
また別の日、ある女性のお客様(Hさん)の治療中、
H「もしかしたら明日、彼からプロポーズされるかもしれないんです。」
さ「ほんとに?んじゃ、私、明日の大事な場面のために勝手にHさんのお顔に鍼を刺しますね、これサービスね。」
美容鍼をオーダーされているわけではないHさんのお顔に、突然美容鍼を始めるさいちちゃん。
数日後、HさんからLINEが届きました。
H「プロポーズされましたー!」
わざわざLINEでうれしいご報告をしてくれて、お客様みなさまが自分のハッピーな事をたかが治療院の施術者の私にお裾分けしてくれるこの感じがもうもうなんかね、「この人の治療やっといてよかったわー!」って、心底思うわけですね!
自分のうれしい出来事なんて、信頼している人にしかわざわざ報告しないじゃないですか、「わざわざ」がポイントです。
少なからず、私はそうです。
誰かからうれしい報告を聞かせてもらった時、その人の世界にお邪魔させてもらえたような、「私の世界に来てもいいですよ」と迎え入れてもらえたような気分になります。
治療中、ひそかにお客様にじーんときているのです、実はね、フフフッ。
★本日のおまけ画像★
なんと、今月末をもってあの埼玉寄居の星の王子さまサービスエリアが閉店するとの事で、私にとって思い入れの強い大切な場所だったので、なくなってしまうと聞いてショックでショックでもう(涙)
美味しいクロワッサン、カジュアルフレンチ、うわばみ焼き、おにぎりなど1つと売っておらずバラ味のジェラートやバラ味のロールケーキが売っている売店、なぜか星の王子さまのお財布や香水や食器が手に入る非現実的な高速道路上のアミューズメントパーク、なくなっちゃうなんて、あー悲しい…
と、ここでなんと!
寄居周辺にお住まいのお客様がわざわざサービスエリアに立ち寄って、お土産を持ってきて下さいまして!
陶器のコースターとポストカードと秩父水!
秩父水が!消費期限が!
ちょっと!
2022年7月15日!
14 juilletの翌日じゃないですか!
私、この秩父水は来年のフランス革命の日に開栓しますわ、来年まで大切に保管します!
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5月末日までのご予約枠は、すべて埋まっております。
キャンセル待ちご希望のお客様は、①ご希望日時もしくはご希望曜日、②ご希望メニューの2点を必ずご明記の上、ご連絡下さいませ。
6月のご予約枠は、3月29日(月)リリース予定でございます。
公式LINEの「最新ご予約空き状況」にて、ご確認下さいませ。
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アルルネ鍼灸治療サロン
さいち