2021-04-15

10年選手さいちちゃん vs ホウレイ線治療との華麗なる戦い

皆様こんにちは!
アルルネ鍼灸治療サロンでございます。

4月号のLINEメルマガのランキングコーナーにて、1位の美容鍼をご紹介させて頂きました際、3月のある治療中に起きた出来事として、ホウレイ線にまつわるお客様とのエピソードをちらっと書いたのですが、ちらっと書いただけのつもりが意外にもたくさんのお客様からコメントを頂きましたもので、ここで改めて3月の出来事について書かせて頂こうと思います。

それは、3月某日の午後の事でした。
数ヶ月ぶりのご来院のM様(40代女性)の美容鍼の治療中、

M「最近、右に比べて左のホウレイ線が深く長くなってきたのが気になって、明後日美容外科でヒアルロン注射を受ける予約をしてあるんです。」

私はM様にまずベッドに腰掛けて頂き、M様の後ろからM様の左右のホウレイ線を触ってみました。
確かに、視力で確認しなくても触って分かるくらいに左右のホウレイ線の深さと長さがアンバランスで、左の方がかなり深く長くなっていました。

ここでさらに、M様に手鏡で現時点のホウレイ線の左右のアンバランス加減を確認して頂きました。

私はこの時、ある違和感に気付きました。
M様はお仕事柄1日中パソコンを使っていらっしゃいます。M様は右利きでした。

長時間のパソコンワークをされる右利きの人は基本的には、左よりも右の肩の方が「巻き肩」になります。
これは、アルルネ開業前に勤めていたIT企業内のヘルスケアセンターで長い期間パソコンワークの社員さんたちの治療を行ってきた中で、私が得てきたデータの1つです。
右利きの人は当然、マウスやパワーボールを右手で操作するので、左手よりも右手の方が体の前に出てくるような姿勢を取る事となり、結果的に右肩も自然と前に出てくるようになります。
よって、右肩の方が左よりも前に巻いてくるのです。

ところが、M様は右利きにも関わらず、右よりも左肩の方が強い巻き肩を起こしていました。

ホウレイ線が右よりも左の方が深く長くなっている原因は、左肩の方が右肩よりも「巻き肩」だからというのが、ここで判断できました。

さ「ヒアルロン注射って、いくらするんですか?」

M「○万円くらいだったかな?」

○万円!!
そんなに高いのかと、衝撃を受けました。

しかしM様のご年齢からすると、ヒアルロン注射はまだ早いのではと思いました。
ヒアルロン注射をした方が良いかもねというホウレイ線は、彫刻刀で彫ったような刻まれ方をしていて、皮膚を伸ばしてもホウレイ線のシワが消えないような場合であると私は考えているのですが、M様のホウレイ線は刀で刻まれたような状態でもなかったので、これは鍼治療で十分改善できるものだと分かりました。

さ「ヒアルロン注射なんて、打たせないぜ。」

M「本当ですか?巻き肩を治すだけで、ホウレイ線って薄くなるんですか?」

日本には様々な美容鍼の方式があり、ホウレイ線に直接鍼を刺すような術式もありますが、私の美容鍼でのホウレイ線に対する治療では基本的に、ホウレイ線には直接鍼を刺しません。
なぜならホウレイ線を作る本当の原因が、ホウレイ線周囲にはないからです。

まず、頭部と首の境目の線を「上項線(じょうこうせん)」と呼びますが、上項線周囲の筋肉を緩めると、横に広がって大きくなっていた顔面全体の面積は小さくなり、外に強く引っ張られていたホウレイ線も内側に戻るので、お顔に刺鍼しなくても首と頭の鍼治療を行うだけで、ある程度のホウレイ線は短く薄くなります。

M様は日常的に長時間パソコンワークをされているわけですが、1つの画面を1点集中で見続けるという行為は眼球が全く動かない行為となります。
実は眼球が左右上下に動く時、筋膜の関連性で上項線周囲の筋肉も動くのでこの部位の筋肉が固まるのを防ぐ事ができるのですが、眼球を全く動かさず画面に集中し続けていると、上項線周囲の筋肉はガッチリ固まってしまいます。

あとは巻き肩と股関節周囲の筋緊張を鍼で緩和できれば、自然とホウレイ線は薄く浅く短くなります。

M「これで鍼だけで左のホウレイ線が薄くなるなら、明後日の美容外科の予約はキャンセルします。」

それにしても、なぜ左肩が右よりも巻き肩加減が強いのか、簡単なところで考えると、外出時荷物は基本的に左肩に掛けているとか?
いや、でもパソコンワークの時間>肩に荷物を掛ける時間だから、うーんうーん…

さ「うーん、なんでだ?うーん…」

M「あっ、あの、思い当たる節が1つあるんですけど。
私いつも寝る時に、左側を下にして横向きに寝るんです。
寝る時に右手でスマホを操作していて、そのまま寝ちゃうと左側が下になるんです。」

なるほど!!
それだわ!!!

なんだ、これ現代病じゃん!!

右利きの人が右てでスマホを操作しながら眠りに入る、そうすれば自ずと体の左半身は下になる、そうすると左腕はたたまれた状態になって、完全に体全体の下で負荷がかかった状態のまま過屈曲お起こしながら左胸にくっついてしまう、

この姿勢はまさに、左肩を巻き肩にしてしまう、この姿勢のまま長時間睡眠を取れば、確かに巻き肩が出来上がるはず!!

というのも実は、私自身も左を向いて左半身を下に横向きで寝る癖があり、全体重が左股関節にかかってしまうせいで、左股関節が歪んでしまっている上に、ここ半年間、M様と全く同じく左の巻き肩による首肩の痛みで左手のしびれが続いていたんです。

さ「えー!ちょっと待って!という事は、私もホウレイ線が左の方が長くなっている気がする…」

M様の前でマスクを一瞬だけぺろーんと外し、おそるおそる自分の左右のホウレイ線を手で確認してみた好奇心の塊さいちちゃん。

さ「きゃー!左のホウレイ線が右より長い!」

M「やばいですね、これから寝る姿勢を直していかないと。」

寝る前にスマホを見る事から来る顔への悪影響が、ホウレイ線に現われるとはなんて面白い!
寝る前にスマホを見ると脳に刺激が入って十分な睡眠が取れないなど、健康面からのアプローチでの忠告は今まで様々な場面で耳にしてきましたが、そんな観点からより「ホウレイ線が長くなる」と忠告を受けた方が、女性は絶対に衝撃を受けるはず!

2011年私が、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家免許を取って初めて勤務したのは、所沢市にある地域密着型の治療院で、健康保険適用で高齢者の患者様が多くお越しになるような場所でした。
ちなみに勤務してすぐのお給料は、なんと試用期間3ヶ月は時給650円、正式採用されてからは700円、その後埼玉県の最低賃金が759円に上がった事をキッカケに、時給は759円に上がりましたが、週6日働いても月収は10万円に満たず、超貧乏生活を送っていました。

所沢の治療院に勤め始めた頃ちょうど私は、新宿御苑のコウ鍼灸治療院の「美容鍼のパイオニア」と呼ばれる堀口三恵子先生と出会い、美容鍼の技術を習得するようになりました。
たった10年前ですが、当時は世の中では今ほど美容鍼は普及していない頃で、私が通っていた盲学校では美容鍼の授業はなく、盲学校卒業後に堀口先生の講義を受けたのが私にとって人生初めての「美容鍼」との出会いでした。

初めて「美容鍼」の門を叩いたのがたまたま堀口先生のコウ鍼灸治療院だったのが本当に幸いで、顔に出る症状は実は生活面や体全体の症状や精神面が影響しているものであって、頭顔部を触るだけでは根本的な解決法にはならない事を知り、学生時代は筋肉や骨の名称を覚えるのが本当に苦手で解剖学の定期試験は毎回赤点だった私でしたが、堀口先生の美容鍼の講義を受けると、あんなに苦手だった体の構造や筋肉の名称がみるみる脳の中に入ってきて、体について学ぶ事の楽しさを得られるようになりました。

ある日、所沢の治療院で70代女性の患者様とこんなやり取りがありました。

この70代女性の患者様は週に3度ご来院され、毎回30分のマッサージをお受けになられていたのですが、毎回毎回、「ここが辛い、あそこが痛い」と体のどこかしらの痛みを訴えていらっしゃいました。

そして私は毎回毎回、

さ「少しでいいから、やっぱり歩かないと。血流をよくしないと。」

と、この患者様に口が酸っぱ過ぎて唇が溶けるんじゃないかってくらいに、「歩け歩け」とアドバイスをしていました。
この患者様、特にお仕事をされているわけではなく時間に余裕のある方でしたが、運動が嫌いで歩くのも嫌いという方だったのです。

患者様は私の毎回の忠告を、「分かっているんだけどねぇ。」と、華麗にスルーされていました。

そんな中、ある日この患者様が治療中に私にこんな事を言ってきたのです。

患者様「最近、おでこの横シワが気になってきてねぇ。」

ちょうどその頃私は、美容鍼の講義で、おでこの横シワの原因は筋膜の関連性により足首の可動域が狭くなっている、つまり足首が硬くなっている事から来るという勉強をしたばかりで、タイムリーに「おでこの横シワ」の話題が出てきたので、

さ「それはね実は、足首が硬くなっているからかもしれないよ。足首が硬くなると、おでこに横シワができてくるんだよ。毎日少しでも散歩するようになれば、足首がちょっと柔らかくなって、おでこの横シワが薄くなるかもしれないよ。」

と、患者様に伝えました。

そして次のご来院時に、奇跡は起きました。

患者様「こないだあなたから、足首が硬くなるとおでこの横シワができるって聞いて、それで昨日も今日も、朝起きてから50分ウォーキングしたのよ。」

あまりに衝撃的で、思わず泣きそうになってしまいました。

あんなに歩くのが嫌いだった患者様が、歩く事が義務だと思っていたのが「歩きたい」と意志に変わったのを、目の前で見たのです。
女性は、70代になっても80代になっても、ずっとキレイでいたい気持ちは変わらないという事を知りました。

そして、健康面について健康面からアプローチしても人はなかなか自分の日常と向き合って改善していこうとはなりにくいけれど、美容面からアプローチする事で人は自分の日常と向き合い自分を見つめ直し、治療家に依存するわけではなく自らできる事を積極的に取り組むようになるキッカケを与える事ができると分かり、美容治療とは全く関係ない所沢の治療院での経験を通して私は、「美容鍼についてもっと勉強しよう」と道を決めました。

で、10年経って今、こーんな感じ!

なのですが、

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そんなわけで、3月の話に戻りますが、

お顔に刺鍼する前にまず左肩の巻き肩を鍼で治し、手鏡をM様にお渡ししたところ、

M「わぁ、左のホウレイ線が薄くなってる!右と同じ長さに戻ってる!
明後日の美容外科、キャンセルします!」

目尻の小ジワは背中の筋肉が張っているからかもしれない、
顔全体が横に広がるのは腕全体が重くなっているからかもしれない、
胸が垂れ下がっているのは笑顔の時間が少なくなって口角がずっと下がっているからかもしれない、
二重アゴは股関節の可動域が狭くなっているからかもしれない、
上まぶたが開きづらくなるのは睡眠中に歯を食いしばっているからかもしれない、
下まぶたがたるんでくるのは悪姿勢のせいで顎がゆがんでいるからかもしれない、
乾燥肌を起こしているのは食事でビタミンAが不足しているからかもしれない、

あるお客様が、

「顔は性格、体は生活」

と仰いました。
これを聞いた時、「なるほど!!」と思ったのですが、

実は、

「顔も体も結局生活、もっと言えば顔は性格」

といったところでしょうか。
つまり、顔は性格も生活も出てしまうという事です。

美容鍼を受けてみると、自分の体に今何が起こっているのかを客観的に見る事ができて、とっても面白い!
今まで気づかなかった自分を知る事ができるかもしれません。

お顔についてのお悩みがあれば、1度ご相談して下さいね!
実はお顔に鍼を刺さなくても、体の治療だけでお顔の症状が改善されるかもしれません。
アルルネでぜひ、その驚きを体験してみて下さいね!

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6月末日までのご予約は、すべて埋まっております。

7月のご予約枠リリースは、4月26日(月)を予定しております。

直接当サロンにお越し下さいましたお客様はお帰りの際、優先的に7月以降のご予約をお取りして頂く事ができます。

6月末日までのキャンセル待ちをご希望されるお客様は、
・ご予約可能日時(もしくは曜日とお時間帯)
・ご希望メニュー
を必ずご明記の上、ご連絡下さいませ。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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