さいちちゃん vs ○○の秋
皆様こんにちは!
アルルネ鍼灸治療サロンでございます。
今日は、ブログです。
突然ですが、皆様は今すぐ自分の好きなものを100個書けますか?
大学時代、京都市内のバイト先のお寿司屋さんで仲良くなったバイト仲間の友人、中居ちん(なかいちん)とよくこの遊びをしていました。
最初は中居ちんからの提案でした。
「自分の好きなものを100個書いている時、とてもゴキゲンでいられるから、やってみない?」と、提案されました。
自分の好きなものを100個書いたメモを、バイトで会った日に交換するのです。
好きなものを書いたメモをお友達どうしで交換するとは、なんとかわいらしい!
中居ちんとは、バイトを始めてすぐに、お互いにブルーハーツが大好きだという事が分かり、それから「一緒にライブに行ってみよう!」という事になり、2人で初めてハイロウズのライブに行って、
大好きな友達と大好きなライブに行く楽しさを知った、女子大生の中居ちん&さいちちゃん。
「よし、これから2人で毎月1つ、必ずライブに行こう!」という同盟を組み、
月1~2度のペースで、週末、京都駅前の京都劇場の中のチケットぴあに午前5時から2人で並び、10時に店頭でチケットをゲットしたら、そのまま2人で自転車でバイト先のお寿司屋さんのある四条河原町まで向かう、というのが習慣化していました。
毎月中居ちんと2人でどこぞのライブに行くために土日の早朝に京都駅前の行列に並ぶという習慣は、大学2年生の4月から約2年ほど続きました。
2人で行った最後のライブは、大学4年生7月の平安神宮の東京スカパラダイスオーケストラで、私が実家の和歌山の大学病院で初めて目の手術をした3日後、眼科の主治医に「どうしても卒論の事で大学に行かないといけないので、なんとか1泊2日で京都に戻してほしい。」と全くの嘘をついて主治医から許可をもらい、まだ全盲の自分自身の取り扱い方が全然つかめていない状態で、和歌山から京都までタクシーで向かったら、さすがに中居ちんは、「その状態で本当に来るとは思わなかった。」と、驚いていました。
この日の京都は大雨だったのですが、ライブ終盤に突然雨が上がり、スカパラのメンバーのどなただったかが、
「俺たちは雨に勝ったー!」
と叫びました。
私もこの時、
「私は手術に勝ったー!目が見えなくても今まで通りライブに行けるー!」
と、確信しました。
それで翌月の8月、大阪なんばHatchのチャックベリーとO.P.KINGのライブに、今度は主治医に内緒で病院を抜け出して、大学のクラスメイトと参加し、夜中にいそいそと入院病棟に戻ったら、当然ですが無断で病院を抜け出した事が主治医にバレて、死ぬ程怒られたんですね。
バレずに病室に帰ってくる自信があったのですが、運悪くこの日関西地方は大雨暴風警報で、大阪の難波駅から和歌山市駅まで電車で帰ってくる途中、強風の影響で電車が止まってしまい、病院にこっそり戻ってくるのが予定よりも4~5時間ほど遅くなったのです、私は決して悪くなかった。
奥田民生は野外ライブでは晴れ男なのですが、屋内ライブになると、途端雨男になるんですね、何なんですかね。
そう、私は決して悪くなかった。悪いのは、日本の天気と民生のお天気能力。
そのバチが当たったらしく、
その後、中居ちんと大阪市立体育館のミッシェルガンエレファントの解散前のラストツアーに行く予定だったのですが、その頃まだ入院中だった私の目に異変が起こり、ライブ前日に再手術する事になり、中居ちんとのライブの日々は、私のバチにより終了してしまいました。
悪い事をしたら絶対に後で返ってくると、私はここで学んだのです。
中居ちんとのライブ生活で1番忘れられない思い出は、大学3年生の12月、京都磔磔のYO-KINGのソロライブです。
中居ちんと私はバイトからの帰り道ほぼ毎回、自転車でわざと遠回りして、京都磔磔の前を通り、自転車を一瞬止めて、「今日は誰のライブかね?」と少し覗いて、「いつか2人でここでライブが見れたらよいねぇ。」と話していました。
いつもは、ハイロウズ、エレファントカシマシ、ウルフルズ、奥田民生など、2人が好きなミュージシャンの公演の日程を探してチケット作戦を立てていたので公演場所は気にも留めていなかったのですが、2人で毎回バイトの帰り道に京都磔磔を通るようになるうちに、中居ちんが「磔磔に誰が来るかで決めよう。」と言い始め、2人で虎視眈々と好機を待って、いざ選んだのがYO-KINGの京都磔磔公演でした。
ところが、YO-KINGのライブ直前に私は体調を崩し、京都市内の病院で入院する事が決まりました。
子供の頃から入退院を繰り返してきて、それでも大学に入って好きなファッションの勉強ができるようになり、一人暮らしも楽しいし、バイトも楽しいし、習い事のフランス語も楽しいし、あぁ毎日なんて楽しいんだろうと謳歌していたのに、ここでまた入院かと、自分の体のポンコツ加減に情けなくなり、心がズドンと沈んでしまいました。
入院日は、YO-KINGのライブの翌日と決まりました。
私がお医者さんに、「どうしても大学で勉強が云々~」と適当な嘘をついて、なんとかYO-KINGのライブ日翌日まで入院日を延期してもらったんでしょう、どうせそんな事でしょう。
正直なところ、その頃YO-KINGも真心ブラザーズもあまり知らなくて、CDを買って勉強する事もなく、中居ちんとライブに参加しました。
心がズドンと沈んだ中、あまり知らないYO-KINGのライブを見て、私は今日本当に、いつも通り中居ちんとライブを楽しめるのだろうか?中居ちんに迷惑を掛けないだろうか?と、開演前は不安な気持ちしかなかったのですが、
ライブが始まって、ホールの後ろにある楽屋から階段を降りて観客の波をかき分けて、この日のサポートのフラワーカンパニーズのメンバーと一緒にステージに上がったYO-KINGが死ぬほどカッコよかったんですわ。
それに加えて、「I WANT YOU」というかなりアップテンポな曲で、事件が起こりました。
初めから終わりまでアップテンポな曲なので、観客はみんな飛び跳ねてはしゃいでいるのですが、ズドンと落ち込んだ心とライブの楽しさを行ったり来たりしている私の心あらずな飛び跳ね方に気付いたのか、隣の中居ちんが飛び跳ねながら、ぎゅっと私の手をつかんできて、私にとびきりの笑顔を向けてきたのです。
その時、中居ちんに「大丈夫だよ」と言われている気がして、私は中居ちんの手を握り返して、ステージで歌うYO-KINGを見て飛び跳ねながら、うれしくて思わず泣いてしまいました。
うれし泣きするのが生まれて初めてだったので、「うれしくても人間って泣くんだなぁ。」と気付いて、だからこのエピソードはしっかり覚えているのです。
「この空間、すべてが完璧だ。生きててよかった。」
と思いました。
「I WANT YOU」という曲が素晴らし過ぎた、中居ちんという女が素晴らしい友達だった、京都磔磔が素晴らしいライブハウスだった、必要なものがちゃんと揃っている、本当に生きていてよかった。
映画「アメリ」で、主人公アメリが突然思いついたように、盲人をものすごい速さで街中を案内するという場面があり、最後にアメリが画面に向かって、
「分かった、世界はとってもシンプル。」
と言うんです。
ヘレン・ケラーで言うところの、「ウォーター!!」みたいなもんですね、たぶんね。
YO-KINGを見ながら中居ちんの手を握り返した時、まさにこのアメリの言っている事が分かった感覚を得ました。
昔、中学2年生の数学の授業で、関数のグラフを書きながら、数学の先生が言いました。
「点と点がつながって、線になる。
線と線がつながって、面となる。
面と面が合わさって、立方体ができる。
立方体が移動して、時間が生まれる。
時間と時間が交わって、人が出会う。
私はタイムマシンはできると思うんですね。
電子レンジもタイムマシンの1つなんですね。」
数学の先生のこの言葉がとても好きでずっと覚えているのですが、京都磔磔とYO-KINGと中居ちんという3要素が、まさに私の中でタイムマシンのようで、関数のグラフのようでした。
ちょうど20年前の話ですが、今のようにスマホでチケットがサクサク買える時代ではなかったので、毎週土日はとにかく早起きして、京都駅前へ自転車でダッシュする事に、2人で命を懸けていて、もはやライブが目的なのかチケットを取る事が目的なのか分からなくなっていました。
そんな中居ちんのご紹介はさておき…
中居ちんの言う通り、自分の好きなものを100個書いている時、めちゃんこら気分がよくなるんですね、これは本当に健康に良いから皆様にオススメしたいのです。
脳からセロトニン(幸せホルモン)が分泌しまくるのが体感できそうな感覚を得ます。
中居ちんと私はこのように日々をともにしていたので、「好きなもの100」を交換してみると、お互いに書いている内容が1/3くらいはかぶっていました。
これがまたよくて、「分かる、それ!」と言いながら一緒にはしゃぐ事ができるのも、「好きなもの100」の醍醐味です。
お互いに好きなものを知る事ができるので、相手へのお誕生日プレゼントを選ぶ時に素敵なヒントにもなってくれます。
今でもこの「好きなもの100」をたまに1人で行うのですが、1時間くらい没頭して、頭がスッキリしてよく眠れます。
100個書き出してみて、「あぁ、前回にはなかったな、この項目。」と自分の趣向の変化に気付いたりもできて、自分の心境の変化を確認する事にもつながります。
1番目に何を書こうかと考えるのも、意味が深いんですねぇ。
物で行くか、人で行くか、時間で行くか、場所で行くか。
視覚か聴覚か嗅覚か味覚か触覚か。
というわけで、ワタクシここで、「好きなもの100」をやってみる事にします。
皆様もぜひやってみてね!
それでは、スタート!
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1.燃えるゴミの日なので月曜日と木曜日
2.連休
3.連休前夜の夜更かし
4.ドーナツ全品100円
5.新しい靴をおろす時
6.エビアン
7.バスタブにバブを5個入れて泡で溺れそうになる
8.「ここにある物全部買っていいよ」
9.新月の夜
10.日比谷野音
11.6月1日はチューインガムの日
12.カロリーメイトの銀のフイルムの上から中身を触っただけで味を当てた時
13.雪見だいふくの皮
14.サーティーワン全種類を買う
15.歯磨き
16.SWATCH
17.F1
18.王子稲荷大社
19.セサミストリート
20.トイストーリー
21.レゴブロック
22.名古屋レゴランド
23.白浜アドベンチャーワールド
24.パリ・モンパルナス墓地
25.クリスチャン・ディオールの生家
26.オルセー美術館
27.クリニャンクール市場
28.魔女の宅急便
29.裸足
30.犬種はコーギー
31.ペンギン
32.キリン
33.新潟県長岡市宝徳山稲荷大社
34.京都磔磔
35.格子柄.
36.がり
37.フランス・ギャル
38.セルジュ・ゲンズブール
39.ブリジット・バルドー
40.アメリ
41.スニーカーはPatrick
42.マリメッコ
43.ホコモモラ
44.鍵盤はAPOLLO
45.あらゆる緑色
46.安いパンについてくるプラスチックのクリップ
47.マルカワマーブルガム
48.オクラ
49.店長のおすすめ
50.まぐろの解体ショー
51.モンブランの上の栗
52.さくらんぼ
53.和歌山城
54.フィナンシェ
55.ロッテのお菓子工場見学
56.茶碗蒸しの中のぎんなん
57.マカダミアナッツ
58.あぶられたサーモン
59.いくらの軍艦巻き
60.「にんじんを食べると優しい大人になれる」というフランスのことわざ
61.「山田」「小林」「森本」みたいに左右対称の漢字だけで構成された苗字
62.クリニーク
63.奥田民生
64.宮本浩次
65.寺岡呼人
66.浅井健一
67.Blankey Jet City
68.ボヘミアンズ
69.エレファントカシマシ
70.ハイロウズ
71.コレクターズ
72.ピエール・マルコリーニ
73.資生堂パーラーのチーズケーキ
74.レイモン・ペイネ
75.ビルケンシュトック
76.新宿三丁目から東武東上線直通副都心線にタイミングよく乗れた時
77.ピチカート・ファイヴ
78.紙ジャケなのにプラケース
79.551の蓬莱
80.500円玉貯金
81.文末が「レス不要」
82.木のふもとにマヤのほうきを産めて願い事をすると願いが叶うマヤ文明のおまじない
83.宮廷女官チャングムの誓
84.池袋パルコのリンツのリンドールのバラ売り
85.京都市内を人力車で移動する
86.傘をさしてお風呂に入る
87.ファッション通信
88.クリッパンの毛布
89.ラーメンとさば寿司を一緒に食べなければいけない和歌山のラーメン文化
90.スイカ割り大会
91.流しそうめん大会
92.パイ投げ大会
93.餃子の満州の「3割うまい」
94.セブンスター7mgの副流煙
95.初詣のおみくじ
96.装苑
97.星の王子さま
98.箱根星の王子さまミュージアム
99.星の王子さまでキツネが王子に、「明日の4時に会おうと約束すれば、明日の3時あたりから君に会える事に胸がいっぱいになるんだ、だから約束をしたいんだよ。」と言う場面
100.プラネタリウムで爆睡する
食べ物多いな。
花よりだんご感がすごい、今パンを食べながら、これを書いているのですが、まだまだ食べ物の事で頭がいっぱいよ。
秋ですからね、食欲の秋ですからね。
アルルネ定休日にこれを書いているので、「鍼」とか「お灸」とか「マッサージオイル」とか、全く出てきませんでしたね。
あぁ、池袋サンシャインシティのプラネタリウムで爆睡したい…
1回50分の放映で、だいたい開始10分くらいで爆睡しますね、あれ何なんですかね。
スタンダードシート、雲シート、芝シートの全種類体験しましたが、全種類で爆睡しましたね、本当に何なんですかね。
あそこのプラネタリウムのBGMが恐ろしく眠気を誘うんですね、思わず帰りにBGMのCDを買っっちゃいましたよ、まったくもぅ。
今度、アルルネでもBGMに流します。
たぶん皆様、瞬殺で寝てしまうと思います。
それではまた!
※画像は、レゴブロックで作った、「トイストーリー ジェシーちゃんの芸術の秋」です。
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